3.2 Apache Tomcatのインストール(演習)

次にTomcatのインストールを行います。yumを使ってインストールすることも可能なのですが、Amazon Linux 2 AMIがデフォルトで参照しているリポジトリ内のTomcatはバージョン7の古いものとなります。2020年11月時点の最新バージョンは9ですので、Tomcat公式サイトから最新版をダウンロードして利用します(※1)。

(※1)一般的にソフトウェアの新しいバージョンは、旧バージョンと比べ、新しい規格への対応やセキュリティ関連のアップデート、サポート期間が長く取れる、などの特徴があります。たとえば、Tomcatバージョン7は、2021年3月31日にサポートが終了となります。今回はyumで対応できないパッケージをインストールする練習の意味でも、このような演習内容としています。

 

1. まずはダウンロード先のURLを調べるため、ブラウザから下記URLにアクセスし、Tomcat公式のダウンロードサイトを開きます。

https://tomcat.apache.org/download-90.cgi

2. 9.0の最新バージョン(執筆時点では9.0.40)から、Coreの分類内にある「tar.gz」を右クリックします。以降、「9.0.40」の部分は自身でダウンロードしたバージョン番号に読み替えてください。

リンクを右クリックしてメニューを表示しURLをコピーしましょう。下はGoogle Chromeの例です。

ポイント

・tar.gzは圧縮ファイルの一種です。Linuxでソフトウェアのファイル群を配布するときによく用いられます。

・URLをコピーする方法はブラウザごとにことなります。使用しているブラウザに応じて、右クリック後に下記を選択します。

Google Chrome → リンクのアドレスをコピー

Firefox → リンクのURLをコピー

Microsoft Edge → リンクをコピー

 

3. 下のコマンドを実行します。

$ wget (コピーしたアドレス)

コピーしたアドレスを貼り付けるには、次のようにします。

・Windowsのコマンドプロンプト → 画面上で右クリック

・Mac OSのターミナル → 画面上で右クリック後、「ペースト」を選択

実際の画面は次のようになります。

(apEnsyu07.png)

ポイント

・wgetコマンドは、指定したURLのファイルをダウンロードするコマンドです。

 

4. ダウンロード完了時の画面です。

5. lsコマンドでダウンロードができていることを確認します。

6. 下記のコマンドで、tar.gzファイルを展開します。

tar -xzvf apache-tomcat-9.0.40.tar.gz

下の画面のように、ファイルが展開されます。(下図に表示されているのはファイルの一部です)

ポイント

・tarコマンドは、tar.gz形式のファイルを展開することができます。使用したオプションの役割は下記のとおりです。

-x:アーカイブからファイルを抽出

-z:圧縮ファイルを解凍

-v:詳細出力

-f ファイル名:ファイル名を指定する

 

7. 下記コマンドで、展開された一連のファイルを移動します。

sudo mv apache-tomcat-9.0.40 /opt

 

ポイント

・「/opt」はパッケージソフトのインストール先として一般的に用いられるディレクトリです。

Tomcatのインストールは以上となります。