4. 変数

変数とは、データを入れたり取り出したりできる箱です。

変数の宣言

変数を使う場合は以下のように記述します。

  1. var 変数名;

このように変数を作る事を「宣言」と呼びます。


変数には好きな名前を付ける事ができますが、一部使えない名前があります。
以下はJavaScriptで使用可能な変数名のルールです。
このルールに沿わない変数名を指定した場合はエラーや予期せぬ動きをします。


変数のの初期化

変数を初期化するには以下のように記述します。

  1. var 変数名 = 0; // 数字の場合
  2. var 変数名 = ""; // 文字の場合
  3. var 変数名 = true; // boolenの場合

初期化を行なわないとエラーの原因となるので初期化は必ず行なうこと。

値の代入

変数に値を入れる場合は以下のようにします。

  1. var 変数名1 = 1;
  2.  
  3. // すでに値の入った変数に新しく値を入れることもできます。
  4. 変数名1 = 3; // 元々入っていた値1が無くなり、代わりに値3が入ります。

では、実際に変数を使った例を見ていきます。 「第1章 3. JavaScriptを書いてみよう」で作ったSampleJS.htmlのscriptタグの中に記述して確認してみましょう。

  1. var hoge = "hoge"; // 変数の宣言と初期値の代入
  2. var fuga; // 変数を宣言するだけ
  3. alert(hoge); // hogeと表示
  4. alert(fuga); // undefinedと表示。変数は宣言しただけでは中身がありません。
  5. fuga = "fuga"; // 値の代入
  6. alert(hoge); // hogeと表示
  7. alert(fuga); // fugaと表示
  8. // 値を上書きします
  9. hoge = "hogehoge";
  10. fuga = "fugafuga";
  11. alert(hoge); // hogehogeと表示
  12. alert(fuga); // fugafugaと表示
  13. // hogeの値をfugaに代入します
  14. fuga = hoge;
  15. alert(hoge); // hogehogeと表示
  16. alert(fuga); // hogehogeと表示

※変数の宣言方法の紹介を兼ねて変数宣言のみのコードが含まれていますが、値の代入が漏れてundefinedのまま処理に渡ってしまうなど、バグの原因にもなるので 必ず宣言した変数には初期値を代入するか初期化することが必要です。

変数に値を保存できる事、変数を計算に使用できる事、変数の値を上書きできる事が確認できたと思います。
変数に値を入れることを、プログラミングの世界では「代入」と呼びます。

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最終更新日時: 2018年 04月 26日(木曜日) 15:54